思いやりの心をつちかうトレーニング
以前、米スタンフォード大学の「思いやりと利他主義に関する研究教育センター」(The Center for Compassion and Altruism Research and Education)で、
8週間の「思いやりの心をつちかうトレーニング」(Compassion Cultivation Training)を受けたことがあります。
まず驚いたのは、トレーニング全般にわたって仏教色が強かったこと。
また、瞑想の時間もそれなりに取られていました。
このセンターは、スタンフォード大学の精神医学や行動科学といった学部の下部組織です。
そこで、スピリチュアル系のワークショップのようななことが行われていたのでびっくりしました。
トレーニングでは、慈悲の瞑想も紹介されていました。
そのときは、科学的な見地からも効果が確認されているんだと思いました。
あらためてChatGPTで調べてみると、以下のような効果があるようです。
慈悲の瞑想の効果
ストレスの減少
慈悲の瞑想は、ストレスを緩和することが示されています。
これには血圧の低下やストレスホルモンの低下が含まれる場合があります。
感情的な安定
瞑想の実践は、感情的なレジリエンス、
つまりストレスや否定的な感情に対する回復力の強化に寄与することが見出されています。
共感および思いやりの増加
慈悲の瞑想は他者への共感能力を高めると示唆されており、
対人関係の質の改善に関連しています。
抑うつ感情の軽減
慈悲の瞑想が抑うつ症状の減少に役立つ可能性があるという研究結果もあります。
幸福感の増加
実践者は幸福感が高まると報告しており、
その結果は客観的な評価によっても支持されることがあります。
自己に関する肯定的な態度の向上
自分自身への慈悲を深めることは、
自尊心を高め自己評価を改善する効果があるとされています。
こうしてみると、いろいろな効果があって驚きます。
以下が「慈悲の瞑想」になります。
これを心の中、または声に出して唱えます。
「私」から「私を嫌っている人」まで、徐々に自分から離れていきます。
「まずは自分から」というのが、ここにも表れています。
ぜひお試しください。
慈悲の瞑想
「私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私に悟りの光があらわれますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願うことがかなえられますように
私の親しい人々に悟りの光があらわれますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願うことがかなえられますように
生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように
私がきらいな人々も幸せでありますように
私がきらいな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私がきらいな人々も願うことがかなえられますように
私がきらいな人々にも悟りの光があらわれますように
私をきらっている人々も幸せでありますように
私をきらっている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私をきらっている人々も願うことがかなえられますように
私をきらっている人々にも悟りの光があらわれますように
すべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように」
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