有酸素運動の効果
有酸素運動をぜひ習慣にしてください。
水泳、自転車、ウォーキング、ジョギングなどが有酸素運動です。
有酸素運動は、心身によい影響を及ぼす(可能性が高い)。
身体的・精神的な健康を維持するのに役立つ(可能性が高い)。
このことは数多くの文献によって確認されています。
認知機能(記憶力など)の改善
私は「バカはなおせる」(久保田 競)という本を読んでジョギングを始めました。
ジョギングをすると記憶力が良くなるというのです。 びっくりしました。
どうしてジョギングで認知機能(脳の機能)が改善するのかと思ったのです。 そして、その理由にも驚きました。
人は動き回る個体に有利になるように進化してきたから。
大昔は狩猟生活です。 なので、食料の確保という点において、動き回る個体は生存に有利でした。
そうした個体を残せば、人類は代々生存していける。
なので、動き回る個体に有利になるように進化したというのです。
有酸素運動を行う頻度・時間
これは絶対にやめられない、と思いました。
では、どのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか。
アメリカ心臓協会とアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、中程度の強度の有酸素運動(たとえば、ジョギング)を週に5日、合計で150分行うことを勧めています。
ただ、これは大変。 最初は週に2~3回でいいのではないでしょうか。
距離は2~3キロくらい。無理は禁物です。
ジョギングを始めるときに注意すべきこと
その際、注意していただきたいことがあります。 それは事故と怪我です。
事故
トライアスロンの最後のランで、ゴール前でスパート。 そのために、心疾患で亡くなられる。
そんな話は、ときどき聞きます。
また、私はウォーミングアップ後、トイレで意識を失ったことがあります(迷走神経性失神)。
ちょっとめまいがする。そう感じて数秒後くらいに、意識を失いました。
これも一歩間違えば、外傷性くも膜下出血などの大惨事につながりかねません。
なので、長期間運動されていない方などは、あらかじめ医療の専門家に相談するのが安心です。
怪我
次に怪我です。 足首、ふくらはぎ、ひざ、腰。
私も始めてから、足のほとんどの場所が痛くなりました。 私の場合は、特にひざでした。
変形性膝関節症だったかもしれません。
ただ、フォームを見直したら、ほぼ不安がなくなりました。
まとめ
➀まずは安全性重視。医療の専門家に相談。
➁無理のないペースで走り始めてみる
➂痛みが出てきたらフォームを見直す。
フォームを見直す際の参考書籍としては、 「無理なく走れる“気”ランニング」(大修館書店)を挙げておきます。
それでも、やっぱりキツイ。 そういう場合には、足腰の負担軽減という点で、プールで水中ウォーキングもいいです。
最後に。 ジョギングは本来、そんなにキツイものではないはず。
ゆっくりとしたペースで走るので、心肺機能にはまだ余裕があるからです。
また、エンドルフィンといったホルモンが出て、爽快感や幸せ感がえられます。
ゆっくり走っているのにキツイ。
そんなときは、足のどこかに負担がかかっていて、それがつらいのかもしれません。
その場合は、フォームを見直してみてくださいね。
コメント