何を目標とすべきか


まず、次の質問に答えてみてください。

1 あなたが今、何よりも欲しいものは何ですか?
2 質問1で答えた一番欲しいものを手に入れたとしたら、それは、何の役に立ち、あなたの人生はどう変わりますか?
3 質問1と質問2の答えとなるものを手に入れたとします。それを手に入れたことで、あなたは、何を感じるでしょうか、どんな感じがしますか?

具体例

ちょつと、やってみます。「何よりも欲しいものは」、大金(ビッグマネー)です。大金を手に入れれば、遊んで暮らせます。世界一周旅行に行けるし、何でも買えます。これらを手にすれば、幸せが感じられる。自由が得られる。毎日がバラ色。だいたい、こんな感じでしょうか(笑)。

実は、この質問。アレクサンダー・ロイド(心理学博士)という人が書いた「The Love Code」という本の中にあるものです。そして、博士は次のように書いていますが、これがちょっとびっくりするんです。

あなたが今、何よりも欲しいものは・・・

最初の質問は、『あなたが今、何よりも欲しいものは何ですか?』でした。実際には、あなたが質問3に対して出した答えが、この最初の質問に対する答えなのです。あなたが何よりも欲しいもの。それは絶対に、心や魂といった内面の状態です。外的な物質的な状況では、決してありません」。

上記の例でいえば、本当に欲しいものは、「大金」ではなくて、「幸せ」「自由」「バラ色(希望)」だというのです。

外的な状況(金銭など)を目標にすると、モティベーションを保てなくなる。

博士は、その理由を次のように言います。「外的な状況を目標にしてしまうと、目標を達成できない可能性が高くなる。外的な状況を目標にすると、ストレスが生じる。そのストレスによって最善の努力ができなくなる」からだ。

つまり、金銭や物を目標にすると、そこへ至るまでの過程がストレスとなる。すると、モティベーションが上がらなくなって、生産性や創造性が落ちるということらしいのです。

本当に目標とすべきは、内面の状態。

「内面の状態は、自分で変えられる可能性が非常に高い」。「内面の状態は、ひとたびそうなれば、誰にも奪われない」。

そして、次のようにも書いています。「自分の最大の目標を内面の状態にすれば、外部の状況は、おまけとして手に入れられるでしょう。質問3の答えとした愛、喜び、心の平穏といった内面の状態を実現できれば、内面的な力の源が生まれます。そして、この内面の力こそが、あなたが望んでいる外的な状況を生み出すのです」。

心が必要とするもの

自己決定理論(SDT)によると、人間には、3つの根本的な心理的要求があるそうです。そして、ウェルビーイング(幸福)に至るには、これらの要求が満たされることが必要だといいます。人間の心は、何を必要とするのでしょうか。その一つに、自己決定があります。

自己決定とは

自己決定とは、自らの興味に従うということです。常に何をしろと指示されたり、お金やご褒美といった外的報酬を動機付けにすることではありません。

「ニンジン」をぶら下げると、自己決定を弱めます。モチベーションが下がります。そして、問題解決が困難になり、創造性が下がります。これに対して、選択の余地を与え、自ら決めるように促し、自分の気持ちを大切にすると、モチベーションが上がるのです。

私には今まで、「お金になりそうなことをする」という観点しかありませんでした。興味のあることなどしていたら、お金にならないと思っていたからです。でも、どうやらそれは正しくないのかもしれません。

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参考:
Alexander Loyd, PhD, ND「The Love Code」
Samantha Boardman, MD「The Hat Trick of Happiness」

 


hidenorin
翻訳者。早稲田大学商学部卒業。名城大学大学院法務研究科(法学既修者コース)2016年修了。 全国珠算教育連盟珠算検定試験1級。TOEIC940。 趣味は読書、水泳、写真撮影です。

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