成功するために猛烈に頑張ることは必要ではない。では、どうしたらいいのでしょうか。


猛烈に頑張るのは、かえって逆効果!?

仕事でも私生活でも、成功するためには幸せであることが重要な要素。スタンフォード大学CCAREのエマ・セッパラ博士によると、成功を加速させたいなら、以下のような手法を用いてスローダウンするほうがいいそうです。

高速回転から抜け出す

テレビを見ると、医師が緊急救命室で緊迫した状況で手術を行っています。弁護士は次々に訴訟を処理し、起業家は飛行機で飛び回りながらも、子どもの宿題を手伝っています。こんな様子を見ると、成功するためにはストレスは避けて通れないと思ってしまいます。

目標を達成するために努力を続ける。人よりいい結果を残すために一生懸命に努力する。社会もまた、このようなことを高く評価します。いずれもある種のストレスです。

ストレスと成功は、切っても切れないもの。こうした考え方が社会や職場で確立しているので、自分のストレスレベルが勲章になってしまうこともあります。ToDoリストにすべきことが多くあり、スケジュールがぎっしり詰まっていて、睡眠時間が少ないことを自慢げに話す。より多くのストレスを乗り越えられれば、その分、成功も大きくなるかのようです。

ストレスが大きくなれば、成功も大きくなる。多くの人がこのように考えていますが、長期的には逆効果になるそうです。一時的な小さいストレスであれば、自分の能力を最大限に発揮でき、短期的な目標の達成に役立つこともあるのだそうです。そのため、多くの人が自分にストレスをかけることがうまくいったと感じてしまうのだとか。

ストレスは成功を妨げる最大の原因

しかし、長期的に見れば、慢性的なストレスは、成功を妨げる一番の敵となるそうです。ストレスは人を消耗させ、認知スキルを弱めてしまうからです。

速いペースの生活に慣れていると、スローダウンするのは困難だと感じるかもしれません。しかし、自然回復力を最大限に利用し、リラックスする努力をすることは、神経系やウェルビーイング(持続的幸福感)にとって非常に大切だそうです。

自然回復力を高め、自分をリラックスさせる活動を習慣にする。

ですから、自然回復力を高め、自分をリラックスさせる活動をすることを、シャワーを浴びたり歯を磨くのと同じように、第一の優先順位としてください。髪を整えたり、化粧をしたり、シャワーを浴びる等、私たちは外見をよくする習慣には気を使います。でも、自分の内面を整える習慣には、あまり気を使わないのです。

スローダウンすると、早いペースの生活に慣れ切っているため、最初は不安を感じるかもしれません。それが普通ですから、そのまま続けましょう。始める方法としては、以下のものがあります。

呼吸法を実践する

毎日2回または緊張を感じたときはいつでも、以下の呼吸法を実践してみてください。

①吸う

口を閉じ、肩をリラックスさせます。できるだけゆっくりと深く息を吸い込みながら、1、2、3・・と6まで数えます。息を吸い込むときは、おなかを膨らめます。横隔膜を空気で満たします。

②止める

空気を肺に保って、ゆっくりと4数えます。

③吐く

ゆっくりと6まで数えながら、口から息を吐きます。

④繰り返す

吸う・止める・吐くのサイクルを3回から5回繰り返します。

呼吸法にはストレスや不安を軽減する効果があります。呼吸法は、いつでも、どこでも、人に気づかれずに実践できます。不安や怒りで呼吸が浅く速くなったとき、重圧がかかるときなどには、深くゆっくりと呼吸する上記の呼吸法をぜひ実践してみてください。

散歩をする

研究によると、自然の中を散歩すると、有意に不安が軽減され、ポジティブな気分になり、記憶力まで向上するそうです。このメリットを享受できるのは、田舎に住んでいる人だけではありません。都会にいても、公園や緑が立ち並ぶ街路を歩けば、同じ効果があるそうです。木や植物の写真を40秒間見ただけでも、気分がよくなり、注意集中のレベルが上がるそうです。

さらに、自然の風景を見ると、畏敬の念を生じることがあります。満天の星空、広大な地平線といった美しい自然の風景は、多くの場合、人に畏敬の念を生じさせます。研究によると、こうした畏敬を感じると、時間の感覚がゆっくりになり(ストレスを感じたときとは逆です)、今この瞬間に意識が戻り、それによりウェルビーイングを高め、ストレスを減らすそうです。

身体に気をつかう

いろいろなことに気を散らすライフスタイルを送っているため、身体に対しては気が回らないことが多いです。また、ストレスを埋め合わせるため、健康を害する活動が習慣になってしまうことも多いといいます。間違った食べ物をとり、お酒を飲み、夜更かしして、運動するのを忘れたり、あるいは運動しすぎたりするのです。

身体的なウェルビーイングは、心的なウェルビーイングや情緒的なウェルビーイングに影響を与えます。身体に対して気をつかうことで、ストレスレベルを下げたり、自然回復力を高めたりできるのですが、一般的にその重要性はあまり認識されていません。

健康的な食事や運動による養生法をはじめれば、気分がよくなり、心的状態がポジティブになり、人生に対する考え方も変わるそうです。

スローペースの運動を取り入れてみる

たとえばランニングがストレス解消法なら、確かにランニング自体は健康的な習慣ですが、よりスローペースな運動も日課に取り入れてみてください。それほど激しくなく、力も使わない活動を探してみてください。ホットヨガやパワーヨガのクラスに通っているなら、陰ヨガやリストラティブヨガ、太極拳を試してみましょう。意識的にゆっくりとした動きをしたり、それほど努力を必要としない活動を探してみてください。

愛する人をハグする

忙しくて友人や家族と時間を共にすることができず、車中や通勤の途中で近況を短く伝える電話をするくらいしかできないと感じるときでも、何とか時間を作って愛する人たちと一緒にいて、身体的愛情をシェアする機会をつくるのは大切だそうです。ある研究によると、ハグをすることと、ストレスの減少やストレスに関連する健康上の問題の減少には関連性があることが分かりました。

いくつかご紹介しましたが、神経系に変化をもたらすには、上記の方法を反復して毎日実践することが必要になるそうです。でも、実践することで、ストレスを減らす方法が分かり、自分が思っていた以上に多くのことを実現・達成できるようになるといいます。ぜひ続けましょう。

感想

睡眠時間を削って働く。休まず働く。そうせざるを得ない場合もあります。でも、長期的には考え直した方がいいのかもしれませんね。

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参考:
The Quiet Leadership Institute 「Success Doesn’t Need to Be Strenuous – Here’s How」
Mayo Clinic 「Book of Aiternative Medicine」


hidenorin
翻訳者。早稲田大学商学部卒業。名城大学大学院法務研究科(法学既修者コース)2016年修了。 全国珠算教育連盟珠算検定試験1級。TOEIC940。 趣味は読書、水泳、写真撮影です。

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