人間関係を改善するには


自己決定理論(SDT)によると、持続的幸福(ウェルビーイング)を得るためには、次の3つが必要でした。①自己効力感(有能感)、②よい人間関係、③自己決定です。今日は、人間関係についてです。

よい人間関係は身体の健康にとっても重要

よい人間関係がもたらすものは、幸福だけではなく、身体の健康にとっても非常に重要だそうです。

困ったときに頼れる人がいる(ソーシャルサポートがある)。ブリガムヤング大学とノースカロライナ大学が行った調査によると、強力なソーシャルサポートがない人は、ある人に比べて、50%も病気により死亡する割合が高かったそうです。

人間関係が悪くなるとき

ある人との人間関係が、よくもなく悪くもない。こんな状態が普通だと思うのですが、どうでしょうか。でも、ひどいことを言われた、ひどいことをされた。それが原因となって、人間関係が悪くなることがあります。

でも、悪くなる人ばかりではありません。悪くなる人もいるし、それほど悪くならない人もいる。個人差があるのではないでしょうか。

あなたは間違っている

相手が悪い。許せない。あなたが間違っているのだから、態度を改めなさい。こんな考え方をすると、関係が悪化しやすくなるように感じます。一方的に悪いと言われると、腹が立ちますから(笑)。

でも、「あなたは間違っている」も、的を射ている(当たっている)場合が多いと思います。「火のないところに煙は立たない」とも言われますし(笑)。だから、相手を受け入れ、許すことが難しくなるのではないでしょうか。

人間の心は利己的な欲望で動いている

私たちは、自分が正しいと思っています。でも、人間の脳や心は、もともと利己的な欲望や、好き嫌いで動いているそうです。もともと、そういうものだというのです。ですから、どんな人にも、よいところと悪いところがある。

「あの人は、ワニのような人だ」(笑)。でも、人間の脳や心には、もともと利己的な部分がある。自分にもある。腹は立つが仕方がない・・(笑)。
「The Mayo Clinic Handbook for Happiness」からの引用

「人間には、不完全なところ、過ちを犯しやすいところがあります。これを理解すれば、他人を許し、自分自身を許すことができます。・・・私たちの考えや行動は、どんなに意味があり、利他的なものであっても、自分の怖れや、欲望、エゴが表れたものである可能性があります」。

「他者を受容することは、まず、こうした人間の欠点を受容することから始まります。人間がもともと持つ欠点を受容すれば、世界観が広がります。他者を受容するというのは、(人間の欠点を受容することだから)自分を受容することだと究極的に分かるからです」。

さらに引用です

「許しというのは結果です。感謝、共感、受容を実践し、より高い人生の意味を追求することを通じて、人を許すことに至るのです。」

「私たちが人を許せるのは、人間の心が利己的な欲望や好き嫌いに突き動かされている、と分かったときです。私たちが人を許せるのは、よい部分と悪い部分は誰にでもあることを認めたときです。よいときもあるし、悪いときもある。今日悪くても、明日はよいかもしれない。それが分かれば許せるからです。そして、私たちが人を許せるのは、傷ついた気持ちによってではなく、より高次な人生の意味に導かれて人生を送りたいと望むからです」。

感想

私は、これを読んだとき、「そうか、わがままでいいんだ。」と思いました(笑)。もともとそういう風にできているのだから、仕方がありません。だから、人がわがままでも仕方がありません。

そして、自分が欠点だらけでも、仕方がありません。また、人が欠点だらけでも、仕方ありません。ある程度そういうようにできているのですから。胸を張って生きていけばいいのではないでしょうか(笑)。

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参考:
Amit Sood, MD「The Mayo Clinic Handbook for Happiness」
Amy Banks, MD「Social Isolation Can Kill You」


hidenorin
翻訳者。早稲田大学商学部卒業。名城大学大学院法務研究科(法学既修者コース)2016年修了。 全国珠算教育連盟珠算検定試験1級。TOEIC940。 趣味は読書、水泳、写真撮影です。

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